活用例 · 算数 · 2026-08-09 更新

データの活用(折れ線と柱状図)

グラフは選び方で見え方が変わる。同じデータでも、種類を変えると 伝わることが違う。折れ線と柱状図と中央値を1枚の盤に並べてみた。

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上半分が気温の折れ線(4月〜9月)、下半分がテスト8人分の柱状図と中央値。 数字カードを書き換えると、グラフも中央値も同時に動く。 グラフの種類はカード上のメニューで 棒/円/折れ線/柱状図 を切り替えられる。

このボードの見かた

折れ線は接続の順番がそのまま横軸になる。4月・5月・6月…と繋いだ順に並ぶので、 「順番に意味があるデータ」用。順番を入れ替えると意味が変わってしまう種類のグラフ。

柱状図は階級を自動で決める(60, 70, 80… のようにきりのいい幅)。 棒グラフと似て見えるが、柱状図はバーの間に隙間が無い。 値が連続していて、区間で数えているという意味になる。

つまずきやすいところ

ただし教えるためのものではない。学校の説明の代わりにはならないし、 そのつもりで並べてもいない。大人が自分で並べ直してみたら、分かっているつもりだった ところが何か所か出てきた、という記録。

グラフとデータで引っかかったところ
つまずき なぜそうなるか ボードで確かめるには
棒グラフと柱状図は別物 見た目が似ている。棒グラフは種類ごとの比較(りんご・みかん)、柱状図は区間ごとの個数(60点台が何人)。 点数のカードを柱状図にすると隙間なく並ぶ。棒に切り替えると隙間が空く。この差が意味の差。
折れ線を使ってはいけない場面 順番に意味のないデータ(クラス別の平均点など)を折れ線にすると、間を繋いだ線に意味が無いのに、あるように見える。 気温カードは月の順に繋いである。順番を入れ替えると線の形が変わってしまうことで、順番が意味を持つと分かる。
平均と中央値がずれる 平均だけ見ていると、極端な値1つで全体の印象が動く。 点数を1つだけ 93 → 5 にしてみる。中央値はほとんど動かないのに平均は大きく下がる
階級の幅で印象が変わる 幅を広げると山が1つに見え、狭めると2つに割れて見えることがある。同じデータでも。 柱状図は階級幅を自動で決めるが、データの散らばりを変えると幅も変わる。点数の範囲を広げてみる。
0から始まっていないグラフ 途中から始まる縦軸は、差を実際より大きく見せる。 折れ線カードは、0が範囲内にあるときだけ破線の0基準線を引く。氷点下も自然に描けるようにするため。
データの個数が少ないと何も言えない 8人分から「うちのクラスは〜」とは言えないが、グラフにすると言えそうな気がしてくる。 点数カードを減らしてみる。柱状図の形が1つ抜いただけで変わる。

並べていて思ったのは、グラフは「データを見せる」より先に「何を見せないか」を決めている ということ。折れ線は順番を、柱状図は個々の値を、平均は散らばりを捨てている。 3つ並べたのは、捨てたものが互いに違うから。

ここに無いつまずきもまだあるはずなので、「kakeru で開く」から 自分の引っかかったところを試す。というより、試したい形が出てきた時点で このメモの役目は済んでいる。

動かしてみると


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