活用例 · 算数 · 2026-08-09 更新

分数のきほん

分数は1つの数なのに、数字が2つ見えている。ここが最初の引っかかりだった。 並べ直してみたら、自分が「なんとなく」で通り過ぎていたところが何か所か出てきた。

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分子と分母を別々のカードにして、分数カードに繋いである。数字を変えると、 約分後の分数・帯分数・小数・テープ図が同時に動く。8/12 なら 2/3、7/3 なら 2 と 1/3。

このボードの見かた

分数カードは1枚目の接続を分子、2枚目を分母として読む。だから 「分子」「分母」という名前のカードは、ただの数字カードでしかない。 分数という形を作っているのは、繋ぎ方のほう。

テープ図が効く。分母の数だけバーを区切って、分子の数だけ塗る。 8/12 と 2/3 の塗られた長さが同じだと目で分かるので、 約分が「見た目を変えずに数字だけ小さくする操作」だと分かる。

つまずきやすいところ

ただし教えるためのものではない。学校の説明の代わりにはならないし、 そのつもりで並べてもいない。大人が自分で並べ直してみたら、分かっているつもりだった ところが何か所か出てきた、という記録。

分数で引っかかったところ
つまずき なぜそうなるか ボードで確かめるには
約分し忘れる 答えは合っているのに×になる。約分は計算ではなく書き方の決まりなので、計算だけ追っていると意識から外れる。 分子8・分母12 のまま置くと、カードが約分後の 2/3 を大きく、約分前を小さく併記する。両方が同時に見える。
仮分数と帯分数を行き来できない 7/3 と 2 1/3 が同じ数だと言われても、変換の手続きだけ覚えていると「どっちで答えるのか」で止まる。 分子を7、分母を3にする。仮分数・帯分数・小数(2.333…)が同時に出るので、3つとも同じ数だと並べて見える。
分母が違うと足せない理由 手続き(通分)は覚えられても、なぜ必要かは残らない。 分母を3にしたテープ図と、分母を4にしたテープ図を並べる。1マスの幅が違うので、そのままでは足せないことが見える。
分数が割り算でもあると気づいていない 学校では「分数」と「わり算」を別の単元で習うので、繋がりにくい。 分数カードは 8/12 を 0.666… という値としても持っている。他のカードから参照すると、ただの数として計算に入る。
分母が大きいほど1つ分は小さい 数が大きい=多い、という直感と逆になる。 分母を 3 → 12 と増やす。テープの区切りが細かくなり、1マスが小さくなる。
分母が0のとき 「0で割れない」を規則として覚えているだけだと、分数の形で出てきたときに気づかない。 分母を0にすると「÷0」と表示され、値が消える。下流のカードも一緒に計算できなくなる。

並べていて思ったのは、分数の難しさは計算ではなく「同じ数の別の書き方」が多いこと なのかもしれない、ということ。8/12・2/3・0.666…・テープ図の塗り面積。全部同じ数なのに見た目が違う。 このボードが4つを同時に出しているのは、たぶんそこが効くから。

ここに無いつまずきもまだあるはずなので、「kakeru で開く」から 自分の引っかかったところを試す。というより、試したい形が出てきた時点で このメモの役目は済んでいる。

動かしてみると


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