初期値だと総額は約68万円、1人あたり34万円。ただ航空券は時期で倍近く動くので、 この数字自体は当てにしていない。置き換える前提の初期値。
このボードの考え方
費目を何に比例するかで3つに分けて、掛け算のまま置いてある。 こうしておくと、人数や泊数を変えたときに、関係する費目だけがまとめて動く。
- 人数に比例 — 航空券、燃油・空港諸税、海外旅行保険、空港までの往復
- 部屋数 × 泊数に比例 — ホテル、リゾートフィー、宿泊にかかる税。人数では増えないのがこの列の特徴
- 人数 × 日数に比例 — 食費、チップ、現地の移動
こうしておけば「1人増えたら」「1泊延ばしたら」が数字ひとつで済む。上のボードで 人数のカードを 2 → 3 に。総額も構成比も一緒に動く。
見落としがちな費目
ここが本題。ただし網羅ではない。抜けはある。 読んでいて「うちだと◯◯もあるな」が浮かんだら、そっちのほうが大事。
金額は2人・5泊の旅行1回あたりの目安(2026年8月時点)。時期と為替でけっこう動くので、 幅のある数字として見る。制度や税率は公式サイトで確認。
| 費目 | 目安 | なぜ漏れるか |
|---|---|---|
| リゾートフィー | 2〜4.5万円 (1泊 4,000〜9,000円) |
ワイキキの多くのホテルが室料と別に毎泊徴収する。使わなくてもかかる。米国では2025年5月から、必須料金を含む総額の明示が原則になったが、内訳では室料と分かれて出てくるので、室料だけ見ていると足し忘れる。 |
| 宿泊にかかる税 | 室料の2割前後 | 州の宿泊税(TAT)・オアフ郡の宿泊税・GET(日本の消費税とは違い、事業者の総収入にかかる税で、客に転嫁される)が、室料とリゾートフィーの両方に乗る。合わせて2割近くになる。 |
| チップ | 1.5〜4万円 | レストランは会計の18〜20%。ほかにハウスキーピング、ポーター、送迎ドライバー、ツアーガイド。食費の2割を別枠で見ておく。 |
| 燃油サーチャージ・空港諸税 | 3〜12万円 (1人 1.5〜6万円) |
検索画面の「航空券◯円」に含まれないことがある。原油と為替で改定されるため、予約時点の額を確認する。 |
| 海外旅行保険 | 6,000〜2万円 | 「クレカに付いている」で落とし穴になる。利用付帯ならカードごとに決められた利用条件(何の代金をそのカードで払えばよいか)を満たしているか、また治療費の上限がハワイの医療費に足りるかを確認する。 |
| ESTA(渡航認証) | 公式サイトで確認 | 2026年8月時点で40.27ドル。改定されるので最新額は公式サイトで。検索上位の代行サイトは公式より高額なことがある。申請は米国税関・国境警備局(CBP)の公式サイト esta.cbp.dhs.govから。認証は2年間(旅券の期限が先ならそこまで)有効なので、毎回かかる費用ではない。 |
| パスポートの取得・更新 | 4,400〜9,300円/人 | 日本の旅券は滞在期間中に有効であれば足りる(米国の6か月ルールの免除対象)。旅行中に期限が切れるなら更新が要る。写真代と受け取りに行く交通費も。更新が不要な回は、この行ごと0にしてよい。2026年7月1日の申請分から手数料が下がった(10年旅券は窓口16,300円→9,300円、電子申請15,900円→8,900円)。同時に18歳以上の5年旅券は廃止され、通常の新規・切替は10年旅券になった。18歳未満は5年旅券で、電子申請4,400円・窓口4,800円(外務省の旅券手数料の一覧・PDF)。なお前回の旅券を受け取らずに失効させている場合は手数料が上がる(10年旅券でオンライン17,900円・窓口18,300円)。 |
| 空港までの往復 | 4,000〜4万円 | 地方在住なら国内線と前泊代が乗る。往復2回ぶんであることを忘れやすい。 |
| ホテルの駐車場代 | 1泊 5,000〜10,000円 | レンタカーを借りる場合。ワイキキではレンタカー本体と同額になることがあり、見積もりに入れ忘れる最大の項目。 |
| 通信費(eSIM・ローミング) | 3,000〜1.6万円 | 設定を忘れて国際ローミングのまま使い、帰国後に高額請求になるのが典型的な事故。 |
| 為替手数料 | 決済額の2〜4%程度 | クレジットカードの海外事務手数料。カード会社・カードの種類で幅があるので、手持ちのカードの率を確認する。総額が大きいほど効く。空港や現地ATMの両替はさらに不利。 |
| 出発前に買い足すもの | 5,000〜3万円 | スーツケース、水着、日焼け止め、モバイルバッテリー、機内用の羽織り。旅行費として数えられないまま出ていく。ハワイのコンセントは日本と同じA型なので変換プラグは要らないが、110〜120V なので機器の対応電圧は確認する。 |
| 空港⇄ホテルの送迎 | 6,000〜1.6万円 | 往復ぶん。荷物の多い家族連れは実質必須になる。 |
米国は税別表示。宿泊税もサービス料も会計の段階で乗ってくるし、 チップはさらにその外。表示価格と支払額がずれるのは、これが大元。
大きいものは上のボードに入れてある。抜けはまだあるはずなので、 「CalcAnyway で開く」から自分のぶんを足す。
条件を変えるとどう動くか
- 1人増やす — 航空券・保険・通信・アクティビティ、それに食費とチップが 日数ぶん増える。ホテルは1室のままなら増えないので、人数が増えるほど1人あたりは下がる。 収まらなくなったら部屋数を2にすると、宿泊の列だけがまとめて倍になる。
- 1泊延ばす — ホテルに加えてリゾートフィーと宿泊税も1泊ぶん。 さらに人数×1日ぶんの食費・チップ・移動が乗る。1泊の追加は室料だけではない。
- レンタカーを使う — 表示料金の外に保険・税・各種手数料・ガソリン・ ホテル駐車場が乗る。総額はかなり上振れする。保険が予約に含まれているか、 駐車場を使うか、借りる日数で変わるので、倍率で見ずに費目を1つずつ足したほうが早い。