初期値(60名)だと支払総額477.7万円、ご祝儀192万円を引いて 自己負担285.7万円。これは平均額ではなく、60名でオプションや 会場外の費用まで広めに見込んだ一例

初回見積もりからの増加額は、最新の調査では 増えた人が約半数(48.2%)、増えた人の平均が約70万円だった (挙式と披露宴の両方をした人では約75万円)。100万円以上増える例もある。 見積もりを比べるときは、同じ人数・同じランクに揃えてから並べる

このボードの考え方

結婚式の費用は「人数で動くもの」と「動かないもの」に分けると見通しが立つ。 ボードは4つの列と、その全部に掛かる1枚。

  • 会場・演出(人数で動かない) — 挙式料、会場費、装花、司会・音響照明、演出
  • 人数ぶん — 料理・飲物・引出物・ペーパーアイテムの 1人あたり単価 × 招待人数。ここが総額の4割
  • 衣装・美容・記録 — 衣装、小物とヘアメイク、写真・映像
  • 見積書に載らないお金 — お車代・お礼、遠方ゲストの交通宿泊、内祝い
  • サービス料このボードでは(会場+人数ぶん)× 13% と仮定。料率も対象費目も会場によるので、見積書の実額に置き換える。 他の費目を足すたびに自動で増えるのがこの1枚

サービス料だけで40.7万円(総額の9%)。何かを足すたびに、ここも黙って増えていく。

見積もりが増える3つの経路

  1. ランクアップ — 初回見積もりは料理・装花・衣装が最低限のランクで 設定されていることがあり、試食や打ち合わせを経て上がりやすい
  2. 人数の増加 — 1人あたり3.35万円(料理+飲物+引出物+ペーパー)なので、 10人増えれば33.5万円。招待リストは最後まで動く
  3. サービス料 — 上の2つに13%が乗る。100万円増えれば13万円が自動的に追加

ボードで料理の単価を2万→2.5万に。総額がいくら動くか一目で分かる。

見落としがちな費目

ただし網羅ではない。抜けはある。 読んでいて「うちだと◯◯もあるな」が浮かんだら、そっちのほうが大事。

金額は招待60名の場合の目安(2026年8月時点)。会場と地域で大きく違うので、 見積書の実額で置き換えるのが早い。

見積書の読み方で差がつく費目(招待60名の目安)
費目 目安 なぜ漏れるか
サービス料 対象費目の10〜15% 見落としやすい費目のひとつ。合計に対して掛かるので、何かを追加するたびに自動で増える。見積書の一番下にあり、比較のときに見落とされる。料率も対象費目も会場・プランによる(表示料金に含めている会場もある)。
装花 15〜50万円 初回見積もりでは最低ランクで設定され、打ち合わせで変更されることがある。ゲストテーブルは卓数ぶんかかるので人数にも連動する。
お車代・お礼 3〜15万円 見積書には一切載らないのに、当日に新札の現金で必要。主賓・乾杯挨拶・受付・余興を頼んだ友人へ。忘れると当日に慌てる。
衣装の小物一式 3〜10万円 ベール、インナー、パニエ、アクセサリー、靴。ドレス料金に含まれていないことが多く、見積もりに載っていない。
ヘアメイク・着付け 8〜20万円 お色直しごとのメイク直し、リハーサル、早朝料金が別料金。母親の着付けとヘアセットを頼むとさらに加算。
持ち込み料 1〜5万円/点 ドレス・カメラマン・引出物を外部で手配すると1点ごとにかかる。外部のほうが安くても持ち込み料で逆転するので、必ず込みで比べる。
エンドロール・当日撮影の追加 10〜30万円 当日撮って当日流す映像は追加料金の代表。打ち合わせの終盤に決まるので、初回見積もりには入っていない。
ペーパーアイテム 1人 800〜2,500円 招待状・席次表・席札に加えて、印刷代・切手代・返信はがき。1人では小さいが人数ぶん積み上がる。
ウェルカムドリンク・乾杯酒 1人 800〜2,000円 ドリンクプランと別建ての会場がある。1人1,000円でも60人で6万円。
遠方ゲストの交通費・宿泊費 5〜30万円 全額か半額を負担するのが目安とされる。誰に何を出すかを先に決めないと総額が読めない
内祝い(お返し) 3〜15万円 式に呼ばなかった人からのお祝いに、3分の1〜半額程度を目安に返す。式が終わって落ち着いた頃に出ていく。
前撮り・フォトウェディング 10〜30万円 別日に行うので、衣装レンタル・ヘアメイク・ロケ地使用料が式とは別にかかる。
二次会の不足分 0〜20万円 会費制でも、幹事へのお礼・景品代・参加者が想定より少なかったときの不足分は自己負担になる。

ご祝儀は支払いのタイミングが違う。 会場によっては挙式前に見積額の全額または大部分を支払うので、ご祝儀を受け取る前に 一時的に資金が要る(支払時期もカード可否も会場による)。総額の判断にご祝儀を 入れていいが、当日までに用意できる額は別に見ておく。

大きいものは上のボードに入れてある。抜けはまだあるはずなので、 「CalcAnyway で開く」から自分のぶんを足す。

条件を変えるとどう動くか

  • 10人減らす — 人数ぶん(1人3.35万円)が33.5万円減って、サービス料も 4.4万円減る。合計で約38万円。ただしこのボードはご祝儀を1人3.2万円と仮定しているので ご祝儀も32万円減り、自己負担は6万円しか変わらない。実際は親族・友人・上司で 1人あたりが違う(調査では親族4.8万円・友人2.9万円・勤務先上司4.2万円ほど)ので、 誰を減らすかで結果は変わる。人数を削ると総額は下がるが、 ご祝儀も一緒に減るので、自己負担はあまり動かない
  • 料理を1ランク上げる — 1人5,000円上げると30万円、サービス料込みで 約34万円増える。ゲストの満足度に直結する費目なので、削るならここではなく 装花や演出から
  • 会場を変える — 会場費・挙式料は人数で動かないので、少人数ほど 1人あたりの単価が跳ね上がる。少人数婚ほど会場選びが効く

次に読む葬儀費用と、そのあとにかかるお金。「一式◯万円」の外側が膨らむ構造は同じ。


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