上半分が気温の折れ線(4月〜9月)、下半分がテスト8人分の柱状図と中央値。 数字カードを書き換えると、グラフも中央値も同時に動く。 グラフの種類はカード上のメニューで 棒/円/折れ線/柱状図 を切り替えられる。

このボードの見かた

折れ線は接続の順番がそのまま横軸になる。4月・5月・6月…とつないだ順に並ぶので、 「順番に意味があるデータ」用。順番を入れ替えると意味が変わってしまう種類のグラフ。

柱状図は階級を自動で決める(60, 70, 80… のようにきりのいい幅)。 棒グラフと似て見えるが、柱状図はバーの間に隙間が無い。 値が連続していて、区間で数えているという意味になる。

つまずきやすいところ

計算のときに迷いやすいところを、ボードでの確かめ方と並べて整理する。

グラフとデータで迷いやすいところ
つまずき なぜそうなるか ボードで確かめるには
棒グラフと柱状図は別物 見た目が似ている。棒グラフは種類ごとの比較(りんご・みかん)、柱状図は区間ごとの個数(60点台が何人)。 点数のカードを柱状図にすると隙間なく並ぶ。棒に切り替えると隙間が空く。この差が意味の差。
折れ線を使ってはいけない場面 順番に意味のないデータ(クラス別の平均点など)を折れ線にすると、間をつないだ線に意味が無いのに、あるように見える。 気温カードは月の順につないである。順番を入れ替えると線の形が変わってしまうことで、順番が意味を持つと分かる。
平均と中央値がずれる 平均だけ見ていると、極端な値1つで全体の印象が動く。 点数を1つだけ 93 → 5 にしてみる。中央値はほとんど動かないのに平均は大きく下がる
階級の幅で印象が変わる 幅を広げると山が1つに見え、狭めると2つに割れて見えることがある。同じデータでも。 柱状図は階級幅を自動で決めるが、データの散らばりを変えると幅も変わる。点数の範囲を広げてみる。
縦軸の範囲で差の見え方が変わる 特に棒グラフは、0から始めないと小さな差が大きく見える。一方、折れ線は変化を詳しく見るために範囲を絞ることもあり、0から始まらないこと自体は誤りではない。目盛りと範囲もセットで見る 折れ線カードは、0が範囲内にあるときだけ破線の0基準線を引く。氷点下も自然に描けるようにするため。
データの個数が少ないとき 調べた8人については言える。言えなくなるのは、そこからもっと大きな集団の傾向を判断しようとしたとき。人数が少ないほど、その不確かさが大きくなる。 点数カードを減らしてみる。柱状図の形が1つ抜いただけで変わる。何人分のデータなのかを、結果と一緒に見る。

同じデータでも、表し方によって見やすくなる特徴が違う。 折れ線は順序に沿った変化、柱状図は値の分布、平均や中央値はデータ全体を代表する値を見るのに向く。 3つ並べてあるのは、1つの表し方だけで判断しないため。

動かしてみると

  • 点数を1つだけ極端にする — 平均は動くが中央値は粘る。 「代表の値」と一口に言っても、性質が違う。
  • 気温を1つだけ大きく下げる — 折れ線の縦軸が広がって、 ほかの月の差が小さく見えるようになる。スケールが自動で動くため。
  • グラフの種類を切り替える — 同じ点数のデータを棒・円・柱状図で見比べる。 円グラフにすると「点数の合計に占める割合」になってしまい、意味が変わる。

次に読むがい数(およその数)。結果をどの位まで残すかで、見え方が変わる。


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