CalcAnyway · カード事典 · 2026-10-23 更新

マイ関数 — 計算に名前を付けて、何度も呼び出すカード

マイ関数は、すでに組んだ計算に名前を付けて、何度も呼び出すしくみです。 ボード1では、「税抜 × (1 + 税率 ÷ 100)」の計算を「税込価格」という関数にして、2回呼び出しています。 洗剤(税抜300円、税率10%)の税込は330円、水(税抜100円、税率8%)は108円で、2品の合計は438円です。 ボードの上でできることは、3つのカード、「関数の呼び出し」「関数の出力」「関数の結果の一覧」です。

ボード 1

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この画面でも数字を変更できます。ただしここでの変更は保存されません。変更した状態を残したいときは、「CalcAnyway で開く」から開いて編集してください。

左の2枚は入力カードで、税抜 500 と税率 8 です。 その右の「税込価格」は計算カードで、同じ式で、見本の値 540 円を出しています。 見出しの「ƒ 税込価格(税抜, 税率)」が、この計算が関数になっている印です。 「税額」も、同じ入力を使う計算カードで、40 円です。

右の「洗剤」と「水」は呼び出しで、引数を打って使います。 洗剤は税抜 300・税率 10 で 330 円、水は税抜 100・税率 8 で 108 円です。 それぞれの下の小さなカードは、同じ呼び出しの2つ目の出力で、税額が 30 円と 8 円です。 右端の集計カードは、2つの呼び出しの合計 438 円です。

関数にする

計算カードの ⋯ メニューから「関数にする」を選びます。 出る窓で、関数の名前、引数、出力を決めて「決定」を押します。 カードは動かず、増えません。出力カードに ƒ の印と名前が付くだけです。

本体の範囲は、出力にした計算カードから、式でつながった上流のカードをたどって決まります。 計算カードは本体の内側、入力カードは引数です。 それ以外のカード(リストの集計や単位換算など)は本体の外にあるものとして、そのときの値を読みます。 ボード1では、入力の税抜と税率が引数になります。 引数の順は、式に出てくる順です。窓の ↑↓ で並べ替えられ、「固定する」を選ぶと、その入力カードは引数から外れます。

引数になる入力カードがないと、関数にできません。名前は、文字か _ で始め、文字・数字・_ だけで、20 文字までです。 同じボードの中で同じ名前は付けられず、sin や max のような組み込みの関数名とも重なれません。

本体は1組だけで、呼び出しは本体を参照します。だから、本体の式を直すと、すべての呼び出しに効きます。 ボード1で、「税込価格」の式の最後に「+ 10」を足すと、本体は 550 円、洗剤は 340 円、水は 118 円になり、合計は 458 円です。

関数の呼び出し

盤面に関数があると、パレットに「マイ関数」の棚が出ます。そこから置くと、呼び出しカードになります。 引数の数だけ口が並び、数を打つか、ほかのカードから線をつなぎます。 線をつなぐと、その口は参照になり、外すと欄に戻ります。 値は、本体の1番目の出力で、単位と表示の桁も、本体の出力カードのものを引き継ぎます。

口を空にすると、その呼び出しは未回答で、値は「—」になります。黙って 0 にはなりません。 ボード1で、洗剤の税率の口を空にすると、洗剤は「—」、つないだ合計も「—」になり、水は 108 円のままです。

呼び出しカードの「この値で見る」を押すと、本体の入力に、その呼び出しの引数が一時的に入ります。 洗剤なら、本体に 300 と 10 が入り、本体の値は 330 円、税額は 30 円です。 この表示は保存されません。「定義へ」は、本体のカードへ移ります。

関数を解除したり、本体を消したりすると、呼び出しは ⚠ になり、「関数が見つかりません」と出ます。

計算カードの式の中から呼ぶこともできます。式から呼べるのは、英数字の名前の関数だけです。 ボード1の関数の名前を withTax にして、計算カードに withTax(300, 10) + withTax(100, 8) と書くと、438 になります。 日本語の名前の関数は、呼び出しカードで使います。

関数の出力

関数は、出力を複数持てます。 「関数にする」か「関数を編集」の窓で、同じ入力を使う別の計算カードを2番目以降の出力に選ぶと、呼び出しの下に小さな出力カードが並びます。 呼び出しと一緒に動き、一緒に消えます。引数を変えると、全部いっしょに変わります。 線をつないで、散布図の X・Y、計算、集計に使えます。

ボード1では、「税額」が2番目の出力です。洗剤の下に 30 円、水の下に 8 円と出ます。

この関数を自分のボードに持ち込む

ボード1の「税込価格」(本体、税額の出力、洗剤の呼び出しと、その下の税額)は、下のボタンでコピーできます。 コピーした中身は、CalcAnyway のボードの空いたところで Ctrl+V(Mac は ⌘+V)を押すと、カードとして貼り付けられます。 空いたところをクリックしてから貼り付けます。カードの文字を編集している最中だと、その中に文字として入ってしまいます。 本体と呼び出しの結びつきは、貼り付けたあとも保たれます。 同じ名前の関数がそのボードにすでにあると、貼り付けた関数の名前には 2 が付きます。

ボタンを押しても、ページの外には何も送られません。クリップボードに書くだけです。

ボード 2

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この画面でも数字を変更できます。ただしここでの変更は保存されません。変更した状態を残したいときは、「CalcAnyway で開く」から開いて編集してください。

関数の結果の一覧

呼び出しの口にリストの列をつなぐと、その口は行ごとの値になり、呼び出しは行ごとに計算します。 ボード2は、「税抜価格」と「税率」の2つのリストを、「かご」の呼び出しの2つの口につないだものです。 行は、お弁当・缶ビール・水・洗剤の4つです。

「かごの結果」が、行ごとの結果の一覧です。 お弁当が 540 円、缶ビールが 220 円、水が 108 円、洗剤が 330 円で、合計は 1,198 円です。 消費税の計算のボード1と同じ、1,198 円です。 一覧の下の欄で、まとめ方(合計・平均など)を選べます。一覧は、グラフやヒストグラムにもつなげられます。

2つのリストは、行の名前が同じなので、名前で同じ品物どうしを組みます。税率のリストの並びを変えても、同じ品物どうしです。 行の名前が合わないときは、上から順に組み、「行の名前が一致しません」と出ます。 長さが違うときは、短いほうの行だけを計算します。税率のリストをお弁当・缶ビール・水の3行にすると、3行だけになり、合計は 868 円です。

登録した関数

関数の出力カードの ⋯ から「アプリに登録」を選ぶと、本体の写しが、このブラウザに登録されます。 パレットの「マイ関数」の「登録した関数」や、☰ の「登録した関数…」から、ほかのボードにも、本体と呼び出しをひと組で置けます。 登録の更新・削除と、ファイルへの書き出し・読み込み(別の端末へ移すとき)もできます。 登録は、その端末のブラウザの中だけにあります。

制限

  • 関数の中で別の関数を呼ぶ入れ子は、8 段までです。自分自身を呼ぶ関数は作れません。
  • 1回の計算で、関数の呼び出しは 2 万回までです。
  • 引数は 32 個までです。
  • 「この値で見る」は、閲覧と回答のモードでは出ません。リストの列をつないだ呼び出しでも使えません。

このページのカードを使っている記事

  • 偏差値の計算 — 偏差値の計算カードを関数にして、30人の点数のリストをつなぎ、全員ぶんの偏差値と、その平均を出しています。

次に読む — 基本 計算・入力・リストなど、ボードの土台になるカードの説明です。


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