ボード4は、毎月 84,686円 ずつ返したときに、何回か返したあとで残っている額(返済後の残り)と、次の回の利息を出します。
返済した回数が 1 のとき、残りは 29,940,314円 です。
3,000万円から、59,686円 減っています。
次の回の利息は、この残りに毎月の金利を掛けた 24,950円 です。
残りが減ると、次の回の利息も少しずつ減ります。
返済額は毎月同じなので、利息が減った分だけ、元金を減らす分が増えていきます。
返済した回数を 210(35年の半分)にすると、残りは 16,308,552円 です。
期間の半分がたっても、借入額の半分より多く残っています。
はじめのうちは、返済額の中で利息の分が大きいためです。
このときの次の回の利息は 13,590円 です。
返済した回数を 420 にすると、残りは −146円 になり、ほぼ 0 です。
なぜ、この式になるのか
ボード4の「返済後の残り」の式は、2つの部分の差になっています。
前の部分は、1円も返さなかった場合に、借入額が利息で増えた額です。
後ろの部分は、毎月の返済額を、同じ金利で積み立てたとした場合の合計です。
その差が、まだ残っている額になります。
毎月の返済額は、「420回返したあとの残りが、ちょうど 0 になる額」です。
残りの式を 0 と置いて、毎月の返済額について解くと、ボード1の式になります。
逆算した借入額の式は、同じ式を借入額について解いたものです。
ボード4で残りが 0 ではなく −146円 になるのは、毎月の返済額を 84,685.7…円 から 84,686円 に切り上げて入れているためです。
このことは、「CalcAnyway で開く」から開いたボード4で確かめられます。
返済した回数を 420 にして、毎月の返済額と返済後の残りの2枚を選び、「目標から逆算」で 0 を入れると、毎月の返済額が 84,685.7…円 に変わります。
残りは 0円 になり、ボード1の式で出した額と同じになります。
毎月の返済額を 80,000円 にすると、420回返したあとにも 2,355,192円 残ります。
90,000円 にすると、残りは −2,671,137円 で、返しすぎになります。
数字を変えて確かめる
ボード1で、借入額 3,000万円・35年のまま、金利を変えたときです。
金利を 1.0% から 2.0% にすると、毎月の返済額は約1.17倍になります。
利息の総額は、約557万円から約1,174万円へ、2倍より多くなります。
0.5% と 1.5% では、利息の総額は約271万円と約858万円で、3倍以上の差があります。
次は、金利 1.0% のまま、返済年数を変えたときです。
年数が長いほど毎月の額は下がり、利息の総額は増えます。
25年と40年では、毎月の返済額に約3.7万円の差があり、利息の総額には約249万円の差があります。
借入額を変えると、毎月の返済額は借入額に比例します。
金利 1.0%・35年で、2,000万円なら毎月 56,457円、4,000万円なら 112,914円 で、ちょうど2倍です。
ボード2で、金利 1.0%・35年のまま毎月の返済額を変えると、逆算した借入額も比例して変わります。
毎月 80,000円 なら 28,340,083円、120,000円 なら 42,510,124円 です。
金利を 1.5% にすると、毎月 100,000円 から逆算した借入額は 32,660,053円 に下がります。
0.5% なら 38,522,972円 です。
この計算で分かること、分からないこと
ボードは、全期間同じ金利が続くとして計算しています。
変動金利では、借りたあとに金利が変わることがあり、この式では先の返済額を1つに決められません。
金利のカードをいくつかの値に変えて、返済額がどの範囲で変わるかを見ることはできます。
返し方には、元利均等返済のほかに、元金均等返済があります。
元金均等返済は、毎月減らす元金が同じで、返済額ははじめが大きく、少しずつ減っていきます。
このボードの式は、元金均等返済には使えません。
物件価格と借入額は、同じとは限りません。
頭金を入れれば、借入額は物件価格より少なくなります。
仲介手数料や登記の費用、保証料などの諸費用は、このボードには入っていません。
ボードの総返済額は、円未満まで含めた毎月の返済額に、返済回数を掛けています。
実際の返済では、毎月の額を円単位にそろえるなど、端数の扱いが金融機関によって違います。
そのため、実際の総返済額とは少しずれることがあります。
金利を 0 にすると、式の中で 0 で割ることになるので、ボードでは計算できません。
金利 0% なら、毎月の返済額は借入額を返済回数で割った額です。
次に読む — 住宅購入費用の計算例 — 物件価格と諸費用から必要な自己資金を試算
物件価格のほかにかかる諸費用と頭金を合計して、家を買うときに用意する自己資金を試算します。
お金の活用例をもっと見る →
Advertisement
広告枠(予約スペース)