左の列が、費目ごとの上限です。中央の列が、その費目に配られる額です。 右の列は、上から順に配っていったときの残りで、いちばん上が手取りです。 右下の ④ 貯金は、③ まで配ったあとの残り全部です。
手取りや上限の数字を変えると、配られる額と残りが連動して変わります。
配る額は、残りと上限の小さいほう
中央の列の式は、どれも同じ形です。
配る額 = min(残り, 上限)
min は、2つの数のうち小さいほうを選ぶ関数です。 残りが上限より多ければ、その費目は上限いっぱいまで受け取ります。 残りが上限より少なければ、残り全部を受け取ります。その下の費目には、何も残りません。
右の列は、残りから配った額を引いた値です。これが、次の費目に回せる額になります。 この例では、手取り 25万円から ① 固定費に 10万円を配ると、残りは 15万円です。 ② 食費・日用品に 6万円を配ると 9万円、③ 趣味・交際費に 4万円を配ると 5万円が残ります。 この 5万円が ④ 貯金です。
4つの額を合計すると、必ず手取りと同じになります。 配った額を残りから引いて、そのまま次の費目へ渡しているので、途中で増えることも消えることもありません。 表計算ソフトでも、MIN 関数と引き算を費目の数だけくり返すと、同じ計算になります。
手取りが減ると、下の費目から減る
ボード1で手取りを減らしていくと、最初に減るのは ④ 貯金です。 手取りが 22万円なら貯金は 2万円、20万円なら 0円になります。 そのあいだ、① から ③ は上限の額のままです。どの費目でも、残りが上限より多いからです。
20万円を下回ると、次に ③ 趣味・交際費が減ります。手取り 18万円では、③ は 2万円です。 15万円では ③ が 0円になり、② 食費・日用品も 5万円に減ります。
上の費目は、その下の費目が 0円になるまで減りません。 順番が上の費目ほど、手取りが減っても上限の額が守られる配り方です。 反対に手取りが 28万円に増えると、増えた 3万円はすべて ④ 貯金に入ります。 ① から ③ は、すでに上限に届いているからです。
1つの費目を減らすと、浮いたお金は次の費目へ
ボード1で ③ 趣味・交際費の上限を 3万円にすると、③ は 3万円になり、④ 貯金は 6万円に増えます。 ③ で使わなかった 1万円が、残りとして ④ へ回るためです。
② 食費・日用品の上限を 5万円にした場合も、手取り 25万円なら ④ 貯金が 6万円になります。 ③ はもう上限の 4万円を受け取っているので、浮いた 1万円は ③ には入らず、④ へ回ります。
手取りが 18万円のときは、結果が変わります。同じように ② の上限を 5万円にすると、 ③ 趣味・交際費が 2万円から 3万円に増え、④ 貯金は 0円のままです。 ③ にはまだ上限まで余裕があったので、浮いた 1万円はそこに入ります。
浮いたお金が入るのは、下にある費目のうち、まだ上限に届いていない最初の費目です。 どの費目になるかは、その月の手取りによって変わります。
決まった割合で分ける場合
予算の分け方には、手取りに対する割合を先に決めておく方法もあります。 ボード2は、同じ4つの費目を、手取りの 40%・24%・16%・20% で分けるボードです。