中央上が食塩、左下が水です。中央下の「食塩水全体」は、この2つを合計した重さです。 右上の「濃度」は、食塩を食塩水全体で割って 100 を掛けています。 左上は比べるための値で、食塩を水だけで割っています。
食塩と水の数字を変えると、全体と濃度も連動して変わります。
割るのは水ではなく、食塩水全体
濃度は、食塩水全体のうち、何%が食塩かを表す数です。 この例では、全体 200g のうち 20g が食塩なので 10% です。式にすると、次のようになります。
濃度(%)= 食塩 ÷(食塩 + 水)× 100
「食塩を水にとかす」という言い方から、水の 180g で割りたくなることがあります。 そうすると、左上のカードのとおり 11.1% になります。 これは「水に対して食塩がどれだけあるか」で、濃度とは別の数です。
2つの差は、うすい食塩水ほど小さくなります。ボード1の数字を変えると、次のようになります。
- 食塩 15g・水 485g(全体 500g)— 濃度 3.0%、水で割ると 3.1%
- 食塩 20g・水 180g(全体 200g)— 濃度 10.0%、水で割ると 11.1%
- 食塩 40g・水 180g(全体 220g)— 濃度 18.2%、水で割ると 22.2%
1つ目は、3% の食塩水を 500g 作る場合です。食塩は 500g の 3% で 15g、水は残りの 485g です。 水 500g に食塩 15g を入れると、全体が 515g になるので、濃度は 2.9% になります。
3つ目は、食塩を 20g から 2倍の 40g にした場合です。濃度は 2倍の 20% にはならず、18.2% です。 食塩を加えると、割る側の全体も同じだけ増えるからです。
水でうすめる — 食塩の量は変わらない
水を加えても、とけている食塩の量は変わりません。変わるのは全体の重さだけです。 ボード1で水を 180g から 280g にすると(水を 100g 加えたのと同じ)、 食塩は 20g のまま全体が 300g になり、濃度は 6.7% に下がります。
反対に、「この濃度まで下げるには、水をどれだけ加えればよいか」は、ボード2で出せます。