左の列は、レシートや明細から拾う金額です。上の3つは円(月・年・1回あたり)、下の3つは万円です。 中央の列は、それを上から1行ずつ加えていった合計です。 右の列には、歯科処置の間隔と一緒に暮らす年数を置いています。 左と右の数字を変えると、中央の合計と右下の月あたりも連動して変わります。
この例(15年)では、生涯費用が 499万円、月あたりにならすと 27,722円 になります。 犬か猫か、犬種、飼い方で、実際の額は大きく変わります。平均額ではなく、別途かかることがある費目も含めた一例です。
このボードの考え方
ペットの費用は、毎月・毎年・数年ごと・一度きりと、かかる周期がばらばらです。 そこで、毎月と毎年の費用をいったん1年あたりにそろえ、一緒に暮らす年数を掛けてから、 一度きりの費用を加えています。ボードでは、次の順に合計しています。
- 1年あたり — 毎月の費用 × 12か月 + 毎年の費用です。 この例の毎月の費用は、フード 6,000円・トイレ用品とおやつ 3,000円・ペット保険 4,000円・トリミング 0円で 13,000円。 毎年の費用は、混合ワクチン 7,000円・フィラリアとノミダニの予防 20,000円・健康診断 15,000円・通院と治療 30,000円・ ペットホテル 30,000円で 102,000円です。合わせて 258,000円になります。 混合ワクチンはこの例では年1回としていますが、種類も間隔も獣医師と相談して決めるものです
- 歯科処置 — この例では、1回 60,000円の処置を3年に1回と仮定し、1年あたり 20,000円にならして加えています。 合わせて 278,000円になります。必要かどうかも頻度も、口の中の状態や日頃のケアで変わるので、間隔のカードで変えられます
- 年数ぶん — 278,000円 × 15年で 417万円です
- 迎えるとき — 生体価格・譲渡費用 20万円・ケージとトイレと食器 5万円・初年度のワクチンと検査 4万円・ 避妊・去勢手術 4万円で 33万円です。ここまでの合計は 450万円になります
- シニア期の医療 — この例では、年15万円の追加の医療が3年続くとして 45万円です。これを加えると 495万円になります
- 火葬・供養 — 4万円です。これを加えると、生涯費用は 499万円です
最後に、生涯費用を 15年 × 12か月で割ったものが月あたり(27,722円)です。
迎えるときの 33万円は、生体価格だけでなく、ケージ一式・初年度の医療・避妊去勢まで含めた額です。 それでも、生涯費用 499万円の1割に届きません。一方で毎月の費用 13,000円は、15年で 234万円になり、 生涯費用のおよそ半分を占めます。
ならした金額と、実際に支払う時期
月あたり 27,722円は、15年ぶんをならした数字です。実際の支払いは、毎月同じ額ではありません。 この例では、次のように分かれます。
- 最初 — 迎えるときに 33万円をまとめて
- 3年ごと — 歯科処置が 6万円ずつ。15年で5回、30万円
- 最後の3年 — シニア期の医療が 45万円。ほかの年より、1年あたり 15万円多くなります
- 見送り — 火葬・供養が 4万円
シニア期は、医療やケアの費用が増えやすい時期です。慢性の病気で、投薬や通院が続くこともあります。 ペット保険の保険料も、年齢とともに上がります。支出は一定ではなく、後半に向けて増えていくと見るほうが、 実際に近いと考えられます。
保険に入るかどうかの材料
この記事では、保険に入るかどうかは決めていません。大きな材料のひとつは、 数十万円の手術を、数日のうちに決められるかどうかだと考えられます。 保険どうしを比べるときは、保険料だけでなく、補償の割合と範囲、年間や1日あたりの限度額、対象外になる条件まで並べることになります。
新規加入に年齢の上限がある商品が多く、高齢になるほど選べる商品は少なくなります。 上限のない商品もありますが、健康状態によっては入れなかったり、条件が付いたりします。
この試算に追加できる費目
毎月の費用は、ボード2で内訳を合計しています。 この例では、フード 6,000円、トイレ用品とおやつ 3,000円、ペット保険 4,000円、トリミング 0円で、合わせて 13,000円です。