左の列は、見積書から拾う数字です。上の6枚には「家賃の何か月分か」を、下の2枚には金額を入れます。 中央の列は、それを上から順に加えていった合計です。 右の列には、家賃と共益費、その2つを合わせた月額を置いています。家賃を変えると、敷金・礼金・前家賃なども連動して変わります。
この例(家賃 8万円・共益費 5,000円)では、契約時に必要な現金が 49.3万円で、家賃の 6.2か月分です。 引っ越しと家具・家電まで含めると 80.3万円で、家賃のおよそ10か月分になります。 平均額ではなく、よく見積書に載る費目をひととおり入れた一例です。 目安としては、契約時で家賃の4〜6か月分、引っ越しまで含めると10か月分ほどになることも珍しくないと言われます。
ただし、この 49.3万円が全部、出ていったきりになるわけではありません。 敷金(この例では 8万円)は預け金で、退去のときに、未払いの家賃や借主が負担する原状回復費を差し引いた残りが返ってきます。 敷金を除くと、戻らない見込みの額は 41.3万円です。
このボードの考え方
賃貸の初期費用は、大半が家賃の倍数で決まります。 ただし、月数を掛ける元の金額は2通りあります。家賃だけに掛かるものと、共益費を含めた月額(この例では 8.5万円)に掛かるものです。 ボードでは、次の順に合計しています。
- 月額に掛かるもの — 前家賃(翌月分)1か月・入居月の日割り家賃 0.5か月・保証会社の保証料 0.5か月です。 合わせて2か月分で、8.5万円 × 2 = 17万円です。 日割り家賃は、契約開始日(賃料が発生する日)からその月の終わりまでの分で、この例では月の半ばに始まる想定にしています
- 家賃に掛かるもの — 敷金 1か月・礼金 1か月・仲介手数料 1.1か月(税込)です。 合わせて 3.1か月分で、8万円 × 3.1 = 24.8万円です。ここまでの合計(月数で決まるぶん)は 41.8万円になります
- 保険・鍵など — 火災保険(2年)2万円・鍵交換 2.2万円・消毒とサポート 3.3万円で 7.5万円です(内訳はボード3)。 「敷金礼金ゼロ」の物件でも、これらの費用はかかります。これを加えると、契約時の現金は 49.3万円です
- 引っ越し・家具など — 引っ越し 6万円・家具と家電 20万円・カーテンと照明 3万円・ネット回線工事 2万円で 31万円です(同じくボード3)。 契約とは別の支払いですが、同じ時期にかかります。これを加えると、総額は 80.3万円です
右下のカードは、契約時の現金を家賃で割ったものです。この例では 6.2か月分になります。
住み始めてからの月あたり
住み始めてからも、家賃と共益費のほかに、ときどきかかる費用があります。 2年ごとの更新料と、保証会社の年ごとの更新料です。ボード2では、これを月あたりにならしています。