ボード4は、並んでいる人が 0人のところから、1分に 10人来て、8人さばける場合です。
差の 2人が毎分たまり、12分後には 24人が並んでいます。
回数を 60 にすると、60分後には 120人です。
在庫とは向きが逆で、入るほうが多いので、列は伸びていきます。
さばける量を 10 にすると、来た人をその分のうちにさばけるので、列はできません。
カードには「たまらない」と出ます。
列がなくなるまでの時間も、在庫の日数と同じ割り算です。
最初の量を 30、入る量を 0、さばける量を 5 にすると、30 ÷ 5 = 6分で列がなくなります。
実際の店では、人は同じ間隔では来ません。
平均するとさばける人数より少なくても、続けて来る時間があると列ができます。
この計算は、そうしてできる列は表しません。
数字を変えて確かめる
ボード1で、在庫 120個・販売数 30個のまま、入荷を変えたときです。
入荷が 10個から 20個になると、日数は 6日から 12日へ、2倍になります。
25個では 24日です。
入荷が販売数に近づくほど、1日に減る数が小さくなり、日数は急に長くなります。
次は、入荷を 10個のまま、販売数を変えたときです。かっこの中は、在庫 ÷ 販売数 の日数です。
- 販売数 30個 — 1日に減る数 20個、6.0日(4.0日)
- 販売数 40個 — 1日に減る数 30個、4.0日(3.0日)
- 販売数 60個 — 1日に減る数 50個、2.4日(2.0日)
販売数を 30個から 2倍の 60個にしても、日数は半分の 3日ではなく、2.4日になります。
割っているのは販売数ではなく、販売数と入荷の差だからです。
差は 20個から 50個へ、2.5倍になっています。
入荷が 25個のときは、差が小さいので、もっと大きく変わります。
販売数 30個で 24.0日、60個にすると 3.4日で、約7分の1です。
在庫を 120個から 2倍の 240個にすると、日数も 2倍の 12.0日になります。
販売数と入荷が同じなら、在庫がもつ日数は在庫の数に比例します。
この計算で分かること、分からないこと
ボードは、毎日同じ数が売れて、同じ数が入荷するとして計算しています。
実際の販売数は、日によって変わります。
週末に多く売れる店もあり、天気や行事でも変わります。
入荷も、毎日少しずつではなく、週に何回かまとめて届くことがあります。
そのため、この例の「6日」は、平均の販売数と入荷で見積もった日数です。
よく売れる日が続けば、6日より早く 0 になります。
在庫の計画では、このずれに備えて持っておく在庫を「安全在庫」と呼びます。
また、在庫が 0 だった日は、売れたはずの数が販売数として記録に残りません。
品切れの日が多い品物では、記録の販売数が、実際に買いたかった人の数より少なくなることがあります。
次に読む — 損益分岐点の計算 — 固定費を回収できる販売数を求める
売値・1個あたりの原価・毎月の固定費から、利益が 0 になる販売数を出します。
お金の活用例をもっと見る →
Advertisement
広告枠(予約スペース)