CalcAnyway · カード事典 · 2026-09-27 更新

分析・説明 — 結果の変わり方を調べ、計算を言葉にするカード

CalcAnyway の「カードを追加」を押して「分析・説明」を開くと出る、5種類のカードです。 「効き目」「動かすとどうなる」「シナリオ表」は、入力を変えたときに結果がどう変わるかを調べます。 「言葉で説明」は計算の道筋を文章にし、「たまる・さばく」は、たまっている量を1回ずつ数えます。 たとえばボード1の表には、売れる数を悲観 30個・標準 50個・楽観 80個にしたときの手元に残る額が並びます。 13,000円・25,000円・43,000円です。

ボード1

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この画面でも数字を変更できます。ただしここでの変更は保存されません。 変更した状態を残したいときは、「CalcAnyway で開く」から開いて編集してください。

左の4枚は入力で、単価 800円・材料費 200円・売れる数 50個・出店料 5,000円です。 中央の3枚は計算で、上から1個の利益 600円、売れた分の利益 30,000円、手元に残る額 25,000円です。 右の2枚が、このページのカードです。どちらも「手元に残る額」につないであります。

  • 右上の「言葉で説明」は、手元に残る額が出るまでの計算を、3つの文にしています。
  • 右下の「シナリオ表」は、売れる数を悲観・標準・楽観の3通りにしたときの、手元に残る額の表です。

単価を 1,000 にすると、説明の文はすぐに書き変わり、1文目は「単価 1,000 円 から 材料費 200 円 を引いて 1個の利益 800 円」になります。 手元に残る額は 35,000円です。 シナリオ表は自動では計算し直さず、「計算する」を押し直すよう表示が出ます。 押すと、表は 19,000円・35,000円・59,000円に変わります。

効き目(感度)

結果のカードを1枚つなぐと、その計算に使われている入力を1つずつ少し動かし、結果がどれだけ変わるかを棒で並べます。 動かす幅は「1%」「5%」「10%」「20%」「50%」から選び、「計算する」を押すと棒が出ます。 棒は、変わり方の大きい順に8つまで並びます。 あとで入力を変えても自動では計算し直さず、「計算する」を押し直すよう表示が出ます。

動かす入力は、入力カードと、数字だけを書いた計算カードです。 つないだ結果の計算に使われていれば、あいだに別の計算カードがあっても含まれます。 このカードから、ほかのカードへ値を渡すことはできません。 棒の色の読み方や、うまくいかないときのことは、使い方ガイドの可視化の「「効き目」で、どの入力がよく効くかを比べる」にあります。

「効き目」を使った利益の感度分析のボードを開く ↗

動かすとどうなる(掃引)

結果のカードを1枚つなぐと、入力を1つ選んで範囲の中で動かし、結果の変わり方を曲線で描きます。 カードでは、「動かす」入力、範囲の下限と上限、点の数(「20点」「40点」「80点」)を選び、「描く」を押します。 曲線に山や谷があれば「最大」「最小」、0 を横切るところがあれば「0 になる」の値が出ます。

描いたあとに、動かしている入力を変えると、曲線の上の点が動きます。 ほかの入力を変えると、曲線は描き直されます。描き直しに時間がかかるときは、「描く」を押し直すよう表示が出ます。 このカードも、ほかのカードへ値を渡しません。 範囲のはじめの値や、描き直しのしくみは、可視化の「「動かすとどうなる」で、曲線を描く」にあります。

「動かすとどうなる」を使った損益分岐点のボードを開く ↗

たまる・さばく

毎回同じ量が入ってきて、毎回決まった量までさばけるときに、たまっている量を1回ずつ数えるカードです。 在庫、仕事の残り、レジの列などに使えます。 数は、カードの4つの欄に直接入れます。ほかのカードをつないで入れることはできません。

  • 「最初の量」— はじめにたまっている量
  • 「入る量」— 1回ごとに入ってくる量
  • 「さばける量」— 1回ごとにさばける量の上限
  • 「回数」— 何回分を数えるか(1 から 120 まで)

1回ごとに、入る量を足してから、さばける量を引きます。 たまっている量がさばける量より少ないときは、あるだけをさばくので、0 より少なくはなりません。 大きな数字は、最後の回のあとにたまっている量です。ほかのカードにつなぐと、この数が渡ります。

ボード2

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この画面でも数字を変更できます。ただしここでの変更は保存されません。 変更した状態を残したいときは、「CalcAnyway で開く」から開いて編集してください。

ボード2は、未処理の申し込みが 30件あり、1日に 5件届いて、1日に 8件まで処理できる場合です。回数の1回が1日です。 申し込みは1日に 3件ずつ減り、10日目に 0件になります。回数は 12 なので、大きな数字は 0件です。 右の折れ線は、このカードをグラフのカードにつないだもので、0回目から12回目までの件数が並びます。

回数を 5 にすると、大きな数字は 15件です。 回数を 12 に戻して、さばける量を 6 にすると、1日に 1件ずつしか減らず、12日後も 18件が残ります。 さばける量を 4 にすると、入る量のほうが多くなり、12日後には 42件に増えます。

大きな数字の下の小さな字は、さばける量が 8 のときは次のとおりです。

  • 「最大 30 件(0回目)」— たまっている量がいちばん多かった回と、その量です。ボード2では、はじめの 30件がいちばん多いので、0回目です。
  • 「さばき切るまで 最長 4回」— 入ったものがさばき終わるまでにかかった回数のうち、いちばん長いものです。先に入ったものから順にさばくとして数えます。ボード2では、はじめの 30件が4日目に処理し終わります。その下には、これが平均ではないという注記が出ます。

数えた回数のうちにさばき終わらないものがあるときは、「さばき切るまで 4回以上」のように「以上」が付きます。 回数を 5 にしたときが、これにあたります。 最初の量が 0 で、さばける量が入る量と同じか多いときは、何もたまらないので「たまらない」と出ます。

カードの中の小さな図は、入った量の累計(青い線)と、さばいた量の累計(灰色の線)です。 2本の線の間の幅が、その回にたまっている量です。 欄に負の数を入れると 0 になります。回数は整数に丸められ、120 より大きい数は 120 になって、そのことが通知されます。

言葉で説明

結果や式のカードを1枚つなぐと、その値が出るまでの計算を、1段ずつ文にするカードです。 つないだカードの式をさかのぼり、入力に近い計算から順に並べます。 このカードから、ほかのカードへ値は渡しません。

ボード1の初期値では、「手元に残る額」の説明は次の3つの文です。

  1. 単価 800 円 から 材料費 200 円 を引いて 1個の利益 600 円
  2. 1個の利益 600 円 と 売れる数 50 個 を掛けて 売れた分の利益 30,000 円
  3. 売れた分の利益 30,000 円 から 出店料 5,000 円 を引いて 手元に残る額 25,000 円

文の形は、それぞれの計算カードの式の形で決まります。

  • 2つの数の引き算・割り算 —「A から B を引いて」「A を B で割って」
  • 足すだけ・掛けるだけの式 —「A と B を足して」「A と B を掛けて」。3つ以上でも同じ形で、「と」でつながります。
  • それ以外の式 — かっこなどを含む式は、カード名と値を入れた式をそのまま書き、「を計算して」と続けます。
  • 入力カードを直接つないだとき —「単価 800 円 はそのままの値」のように1文だけです。

名前・値・単位は、カードに出ているとおりです。数字を変えると、文もすぐに書き変わります。 右下の「コピー」を押すと、1文を1行にした文章がコピーされます。

計算の段が多いときは、入力に近いほうから12段と、つないだカードの段が出て、そのあとに、長いので切ったことが書かれます。 つないだカードがエラーのときは、そのことがカードに出ます。 2枚目のカードをつないでも、説明されるのは最初につないだカードです。

シナリオ表

結果のカードをつなぐと、ボード全体を悲観・標準・楽観の3通りの値で計算し、結果を表に並べるカードです。 表に並ぶのは、つないだ順に12枚までで、1枚が1行になります。 このカードから、ほかのカードへ値は渡しません。

悲観・楽観の値は、入力カードに入れます。

  1. 入力カードの右上の「⋯」(カードメニュー)を押し、「シナリオの値を追加」を選ぶと、カードの下に「悲観」「楽観」の欄が出ます。カードを右クリックしても、同じメニューが出ます。
  2. シナリオ表の「欄を開く」を押すと、つないだ結果の計算に使われている入力カードすべてに、この欄が出ます。このボタンは、ボードのどの入力カードにも悲観・楽観の値がないときに出ます。
  3. 欄に値を入れます。「±10%」や「±100」と入れると、いまの値を中心に、悲観に小さいほう、楽観に大きいほうが入ります。

標準は、入力カードのいつもの値です。悲観・楽観の欄が空いている入力は、3通りとも標準の値で計算されます。 ボード1では、売れる数だけに悲観 30・楽観 80 が入っています。 ボード1の初期値では、表は、売れる数が 30個・50個・80個のときの手元に残る額で、13,000円・25,000円・43,000円です。

悲観・楽観は欄の名前で、どちらに大きい値を入れるかは決まっていません。 「±10%」で入れると悲観に小さいほうが入るので、費用のように多いほうが不利な入力では、2つの欄を入れ直すと表の向きがそろいます。

表は「計算する」を押すと作られます。悲観・楽観の値がどこかの入力カードに入っていれば、ボードを開いたときにも1回作られます。 あとで入力を変えても自動では計算し直さず、「計算する」を押し直すよう表示が出ます。 どの入力カードにも悲観・楽観の値がないうちは、表は作られず、値を入れるよう表示が出ます。 つないだ結果の計算に入力カードが1枚も使われていないときは、そのことがカードに出ます。

CalcAnyway でボードを開くと、入力カードに悲観・楽観の値があるときは、画面の上に「シナリオ」の切り替えが出ます。 「悲観」を押すと、ボード全体が悲観の値で計算され、計算カードの数字もそれに合わせて変わります。 入力カードでは、大きな数字はそのままで、使われている悲観の欄が強調されます。表では、選んでいる列が強調されます。 記事などに埋め込んだ画面では、この切り替えは出ません。

このページのカードを使っている記事

  • 利益の感度分析 —「効き目」で価格・原価・販売数・固定費の効き方を比べ、「動かすとどうなる」で価格と利益の山を描いています。
  • 損益分岐点の計算 —「動かすとどうなる」で、売れる数を変えたときの月の利益を線にしています。
  • 増減率の計算 —「動かすとどうなる」で、下落率を変えたときの、元に戻すのに必要な上昇率を線にしています。
  • 在庫日数の計算 —「たまる・さばく」で在庫を1日ずつ数え、レジの列が伸びていく様子も数えています。

次に読む — 式・方程式 方程式や連立方程式を解くカード、分数や統計の途中式のカードなど、式を扱うカードの説明です。


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