ボード2は、未処理の申し込みが 30件あり、1日に 5件届いて、1日に 8件まで処理できる場合です。回数の1回が1日です。
申し込みは1日に 3件ずつ減り、10日目に 0件になります。回数は 12 なので、大きな数字は 0件です。
右の折れ線は、このカードをグラフのカードにつないだもので、0回目から12回目までの件数が並びます。
回数を 5 にすると、大きな数字は 15件です。
回数を 12 に戻して、さばける量を 6 にすると、1日に 1件ずつしか減らず、12日後も 18件が残ります。
さばける量を 4 にすると、入る量のほうが多くなり、12日後には 42件に増えます。
大きな数字の下の小さな字は、さばける量が 8 のときは次のとおりです。
- 「最大 30 件(0回目)」— たまっている量がいちばん多かった回と、その量です。ボード2では、はじめの 30件がいちばん多いので、0回目です。
- 「さばき切るまで 最長 4回」— 入ったものがさばき終わるまでにかかった回数のうち、いちばん長いものです。先に入ったものから順にさばくとして数えます。ボード2では、はじめの 30件が4日目に処理し終わります。その下には、これが平均ではないという注記が出ます。
数えた回数のうちにさばき終わらないものがあるときは、「さばき切るまで 4回以上」のように「以上」が付きます。
回数を 5 にしたときが、これにあたります。
最初の量が 0 で、さばける量が入る量と同じか多いときは、何もたまらないので「たまらない」と出ます。
カードの中の小さな図は、入った量の累計(青い線)と、さばいた量の累計(灰色の線)です。
2本の線の間の幅が、その回にたまっている量です。
欄に負の数を入れると 0 になります。回数は整数に丸められ、120 より大きい数は 120 になって、そのことが通知されます。
言葉で説明
結果や式のカードを1枚つなぐと、その値が出るまでの計算を、1段ずつ文にするカードです。
つないだカードの式をさかのぼり、入力に近い計算から順に並べます。
このカードから、ほかのカードへ値は渡しません。
ボード1の初期値では、「手元に残る額」の説明は次の3つの文です。
- 単価 800 円 から 材料費 200 円 を引いて 1個の利益 600 円
- 1個の利益 600 円 と 売れる数 50 個 を掛けて 売れた分の利益 30,000 円
- 売れた分の利益 30,000 円 から 出店料 5,000 円 を引いて 手元に残る額 25,000 円
文の形は、それぞれの計算カードの式の形で決まります。
- 2つの数の引き算・割り算 —「A から B を引いて」「A を B で割って」
- 足すだけ・掛けるだけの式 —「A と B を足して」「A と B を掛けて」。3つ以上でも同じ形で、「と」でつながります。
- それ以外の式 — かっこなどを含む式は、カード名と値を入れた式をそのまま書き、「を計算して」と続けます。
- 入力カードを直接つないだとき —「単価 800 円 はそのままの値」のように1文だけです。
名前・値・単位は、カードに出ているとおりです。数字を変えると、文もすぐに書き変わります。
右下の「コピー」を押すと、1文を1行にした文章がコピーされます。
計算の段が多いときは、入力に近いほうから12段と、つないだカードの段が出て、そのあとに、長いので切ったことが書かれます。
つないだカードがエラーのときは、そのことがカードに出ます。
2枚目のカードをつないでも、説明されるのは最初につないだカードです。
シナリオ表
結果のカードをつなぐと、ボード全体を悲観・標準・楽観の3通りの値で計算し、結果を表に並べるカードです。
表に並ぶのは、つないだ順に12枚までで、1枚が1行になります。
このカードから、ほかのカードへ値は渡しません。
悲観・楽観の値は、入力カードに入れます。
- 入力カードの右上の「⋯」(カードメニュー)を押し、「シナリオの値を追加」を選ぶと、カードの下に「悲観」「楽観」の欄が出ます。カードを右クリックしても、同じメニューが出ます。
- シナリオ表の「欄を開く」を押すと、つないだ結果の計算に使われている入力カードすべてに、この欄が出ます。このボタンは、ボードのどの入力カードにも悲観・楽観の値がないときに出ます。
- 欄に値を入れます。「±10%」や「±100」と入れると、いまの値を中心に、悲観に小さいほう、楽観に大きいほうが入ります。
標準は、入力カードのいつもの値です。悲観・楽観の欄が空いている入力は、3通りとも標準の値で計算されます。
ボード1では、売れる数だけに悲観 30・楽観 80 が入っています。
ボード1の初期値では、表は、売れる数が 30個・50個・80個のときの手元に残る額で、13,000円・25,000円・43,000円です。
悲観・楽観は欄の名前で、どちらに大きい値を入れるかは決まっていません。
「±10%」で入れると悲観に小さいほうが入るので、費用のように多いほうが不利な入力では、2つの欄を入れ直すと表の向きがそろいます。
表は「計算する」を押すと作られます。悲観・楽観の値がどこかの入力カードに入っていれば、ボードを開いたときにも1回作られます。
あとで入力を変えても自動では計算し直さず、「計算する」を押し直すよう表示が出ます。
どの入力カードにも悲観・楽観の値がないうちは、表は作られず、値を入れるよう表示が出ます。
つないだ結果の計算に入力カードが1枚も使われていないときは、そのことがカードに出ます。
CalcAnyway でボードを開くと、入力カードに悲観・楽観の値があるときは、画面の上に「シナリオ」の切り替えが出ます。
「悲観」を押すと、ボード全体が悲観の値で計算され、計算カードの数字もそれに合わせて変わります。
入力カードでは、大きな数字はそのままで、使われている悲観の欄が強調されます。表では、選んでいる列が強調されます。
記事などに埋め込んだ画面では、この切り替えは出ません。
このページのカードを使っている記事
- 利益の感度分析 —「効き目」で価格・原価・販売数・固定費の効き方を比べ、「動かすとどうなる」で価格と利益の山を描いています。
- 損益分岐点の計算 —「動かすとどうなる」で、売れる数を変えたときの月の利益を線にしています。
- 増減率の計算 —「動かすとどうなる」で、下落率を変えたときの、元に戻すのに必要な上昇率を線にしています。
- 在庫日数の計算 —「たまる・さばく」で在庫を1日ずつ数え、レジの列が伸びていく様子も数えています。
次に読む — 式・方程式
方程式や連立方程式を解くカード、分数や統計の途中式のカードなど、式を扱うカードの説明です。
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