ボード1の左は、入力カードです。 上が消費電力(1,000 W)、その下が1回の使用時間(10 分)です。 右上の単価は 30 円/kWh、右下の使う日数は 30 日です。 残りの4枚は計算カードで、使った時間(分を時間に直したもの)、 1回の電力量、1回の電気代、日数ぶんの電気代を出します。 入力の数字を変えると、つながった計算カードが連動して変わります。 計算カードの式の書き方は、使い方ガイドの式の書き方と関数にあります。
電気の単価は、契約によって違います。 ボード1の 30 円/kWh は仮の値です。 実際の単価は、ご自身の検針票(請求書)で確かめられます。 単価の欄を書き換えると、手元の契約に近い金額になります。
1,000Wのドライヤーを10分使うと、電気代はいくらになる?
この例では、約5円です。ボード1の計算を、上から順に見ます。
- 10 分を時間に直します。10 ÷ 60 = 0.166667 時間です(1時間の6分の1)。カード「使った時間」の値です。
- 電力量を出します。1,000 W × 0.166667 時間 ÷ 1,000 = 0.166667 kWh(約0.1667 kWh)です。
- 電気代を出します。0.166667 kWh × 30 円/kWh = 5 円です。
これが1回ぶんです。毎日 30 日使うと、5 × 30 = 150 円になります。 カード「日数ぶんの電気代」の値です。
使う日数を 365 にすると、1年ぶんで 1,825 円です。 使う日数を 30 に戻すと、150 円です。
電力量は「W × 時間 ÷ 1,000」で出す
W(ワット)は、電気をどれだけの勢いで使うかを表す単位です。機器に書かれている消費電力が、この W です。 kWh(キロワット時)は、使った電気の量を表す単位で、電気代はこちらをもとに計算します。 k(キロ)は 1,000 倍の印なので、1 kW = 1,000 W です。
1,000 W の機器を 1 時間使うと、ちょうど 1 kWh です。 ボード1で1回の使用時間を 60 分にすると、1回の電力量は 1 kWh、1回の電気代は 30 円になります。 10 分は 1時間の6分の1です。そのため、10 分では、電力量も電気代も 60 分のときの6分の1になります。 1回の使用時間を 10 分に戻すと、0.166667 kWh と 5 円です。
電力量(kWh)= 消費電力(W)× 使った時間(時間)÷ 1,000
W × 時間 で出るのは Wh(ワット時)で、1,000 で割ると kWh になります。 この例では、1,000 W × 0.166667 時間 = 166.667 Wh で、1,000 で割って 0.166667 kWh です。 時間は、分を 60 で割って出します。時間と分の換算は、単位換算の記事にもあります。
電気代 = 電力量(kWh)× 単価(円/kWh)
単位をそろえて書くと、kWh × 円/kWh = 円です。 単価は「1 kWh あたりいくらか」を表す数なので、電力量に掛けると金額になります。
数字を変えて確かめる
下の表の各行は、それぞれボード1の初期値から、挙げた値だけを変えた結果です。
| 変えた値 | 1回の電力量 | 1回の電気代 | 日数ぶんの電気代 |
|---|---|---|---|
| (初期値) | 約0.1667 kWh | 5 円 | 150 円 |
| 消費電力 500 W | 約0.0833 kWh | 2.5 円 | 75 円 |
| 消費電力 2,000 W | 約0.3333 kWh | 10 円 | 300 円 |
| 使用時間 20 分 | 約0.3333 kWh | 10 円 | 300 円 |
| 単価 60 円/kWh | 約0.1667 kWh | 10 円 | 300 円 |
| 使う日数 365 日 | 約0.1667 kWh | 5 円 | 1,825 円 |
消費電力・使用時間・単価のどれを 2倍にしても、電気代は 2倍になります。 どれも掛け算でつながっているからです。 半分にすれば、電気代も半分です。
掛け算なので、片方を 2倍にして、もう片方を半分にすると、もとの金額に戻ります。 初期値から、消費電力を 2,000 W、使用時間を 5 分にすると、1回の電力量は 0.1667 kWh、電気代は 5 円のままです。
家電を並べると、月の電気代にどれが大きく関わるか
複数の家電を並べると、月の電気代にどの家電が大きく関わっているかを比べられます。 ボード2は、3つの家電の1か月の電力量を合計し、内訳を円グラフで見るボードです。